・デジタルオーディオセレクター
構成検討から入ります。
構成図
出力信号ごとに基本回路を用意します。
全ての入力を選択出力出きるようにします。
この基本回路を7つ用意して実装すれば、7入力、7出力のセレクターが実現出きる事になります。
これらを回路に電源回路をつければセレクター回路が完成するはずです。
これで実際の回路を検討しようと思います。(汎用ロジックICを使えばすぐ作れそうです。)
2004/12/2
回路設計は、大方終わりました。
当初は、大した回路でもなくすぐ作れると思ってましたが、実際に回路図を書いてみると予想以上に大きな回路になってしまいました。
ロジックICが18個+電源、その他の規模です。
大した事ない!と言われるかもしれないですが、手配線で行うとけっこう大変です。・・・
同様な品物をほしいと言ってくれる方が居られるので基板特注し部品セット配布を考慮して基板設計をしてみる事にします。
回路図1 回路図2
メインは、光入出力ですが、同軸でお使いの方もいますので、独立した、同軸入出力回路を用意しています。
基板イメージ
2004/12/5
基板設計が大方終わりました。
基板レイアウト 現在のサイズで100mm×300mmの大きさです。。。
もう少し小さくしたいと思い色々レイアウトを検討したのですが、やはり入出力を横に並べるとこの大きさになってしまいました。
このレイアウトになるまで数回書き直してやっと納得できる形に出来たかと思います。
次は、印刷してパターンチェックを行います。
基板設計には、何時もフリーソフトのPCBEと言う基板CADソフトを使用しています。
2004/12/8
基板レイアウトの変更中です。
当初は、COAX入出力使用時は、光入出力が使えない様にする基板レイアウトを考えていました。
でも、SWで切り替えて両入出力使用出来た方がよいです。
また、背面のみに入出力があると、簡単に接続変えが出来ないので前面にも入出力がほしい所です。
よって、基板に一部分を切り離し可能なようにミシン目を入れて必要時は切り離し可能な構造とする事にします。
基板製作上は、Vカットと呼ばれるミゾを入れる事で簡単に基板を切り離し出来るよう作る事も可能ですが、
Vカットを入れると製作費用が飛び上がります。
2,5mm間隔で直線に穴を開けてもらいカッターでキズを付けて折る事にしようと思います。
基板使用イメージ
また、前面、背面(光、同軸)の入出力をSWで切り替え出きるようにする為には該当部分のパターンをカットして対応できるよう
基板を設計することとします。
2004/12/9
基板修正もなんとか終わり基板発注準備に入りました。
基板CADソフトより、データーを出力し、基板製作会社へ見積もりを頼むみました。
順調に行けば、年内に基板が出来上がってくる手はずです。
修正済基板レイアウト
最終回路図1、
最終回路図2
2004/12/16
基板製作会社から、発送案内が来ました。
予定より早く出来たみたいです。
まだ、シャーシ関連の部品を購入しておらず、週末にシャーシの買出しに行こうかと思います。
ほしい型式品が有るか心配・・・注文になったら年内入手出来るか!?
基板にスイッチ等を付けて実用品を製作しますが、結線方法を紹介します。
セレクトスイッチ結線方法 電源他結線方法
2004/12/18
午前中に基板が到着しました。
休みなので、さっそく基板組立てを行います。

ミシン目にカッターで傷を付けて切り離します。
基板両面から、3、4回づつ切りこみを入れると後は簡単に折れます。

後は、どんどん部品取付けです。
2004/12/19
大基板側に部品を実装しました。

セレクトスイッチが接続される箇所には、フラットケーブル用のコネクターを実装しています。
何度も抜き差しするのに便利です。
基板は、2.54ピッチで、10P〜14Pまでのコネクターが実装できるよう設計していました。

セレクタースイッチ
部品が付いたので動作確認を行いました。

スイッチの位置と入出力の選択が正常か、確認します。
動作は特に問題ないでした。一安心!
予定通り選択出力されます。よかったよかった。!
次は、小基板を組み立てて動作確認を行います。

小基板で使用する同軸出力トランスを製作します。
トランスは、FT-50#77コアに線材を巻き作ります。
線材には、0.5φポリウレタン電線(UEW)を使用します。
0.5φが無い場合は、0.5〜0.7φならOKです。
UEWが無い場合、昔のエナメル線か被覆の薄い線材を使用してください。

電線をコアに巻きトランスを作ります。

コアに片側あたり9回巻きます。あまり神経質になる事はなく巻けばよいです。写真を見てくさい。
基板へ実装する時は、ポリウレタン線の被覆をはがさず、基板穴に線材を入れ半田付けします。
少し永く半田コテをあてていると、被覆が溶けて導通状態になります。
半田付け後は、テスターで導通を確認してください。
その他は、単純な回路ですので、部品取り付けミスが無ければ動きます。
これで基板部分の製作は終わりです。
セレクターですので、ケースに入れないと使いづらいと思います。
次から、ケース加工を行います。
ケースは、タカチ電機のOS−70−32−43SSを使います。
近くの部品屋に在庫が無く注文中です。
一通り基板が動き改めて基板を眺めていたら、・・・なんと部品番号の印刷ミスを発見・・・
自分で設計した場合、回路、部品レイアウトが頭に入っているので、ちゃんと確認せず部品実装してました。反省・・・
回路的には、問題なく、部品番号の印刷ミスだけでしたので、少し安心しました!
2004/12/20
ケース到着しました。
前面にスイッチが多数付く事になり文字を入れないと使えないです。
文字入れには、市販のレタリング等で入れるのが簡単ですが、文字数も相当多いですし、意外に失敗して文字が斜めになったりします。
今回は、初めての挑戦で、クロマテックを作り文字入れする事にしました。
クロマテックって?
私も最近まで知らなかったのですが、特注のインスタントレタリングです。
HPで製作してくれる会社を見つけたので注文してみました。
サンプルを送ってもらい、アルミにも貼る事が出来るので頼む事にし、今日注文しました。
150mm×400mmのサイズで、約5000円です。高い気もしましたが、1文字づつ自分で入れる事を考えると・・・
まあ、出来あがり、実物を見ないと何とも言えないですが!
注文した原稿図
背面は、普段見えない箇所ですので、プリンターで印刷した紙を貼る事にします。
2004/12/23
今日からケース加工を行います。
リアーパネルから加工します。
穴の数が多く大変ですので全て丸穴にしました。

背面穴完成!

プリンターで印刷したシートを貼りました。
2004/12/25
注文してた、クロマテックが到着しました。
前面パネルの穴あけをし貼りました。

特注の成果が出たかと思います。
自分的には、満足しています。
機械部分の工作は、ほぼ終わりましたので次から、配線作業に入ります。
2004/12/27
配線も終わり何とか完成しました。

配線が混みいっていますが、コネクターを多用し配線しました。

前面パネルも予定通りの出来栄えです。
最後に組立て途中で要所の動作確認はしていますが、最終動作確認を行う予定です。
2004/12/28
動作確認も終わりました。
光、同軸共に、動作OKでした。
これで完成です。
早速、使いだしましたが、使い心地も満点です。
特に、前面に端子を出した事は、正解でした。機器の接続変えが大変楽です。
製作したのは、1台ですが、もう一台自分用に作ろうかと考えております。
ケース等にお金がかかったので、これはオーディオルーム用とし製作ルーム用に安いケースを使用して作る予定です。
自作派としては、今回の出来栄えに大変満足しておりました。!!
おわり
特注した基板に余裕があるので、主要部品をセットにし配布しています。
興味が有りましたら、配布のページをご覧ください。