・DAC Five Ver3部品セット 2007/11〜11
・設計経緯
本機DAC Five Ver3は、新潟精密社製
FN1242Aを左右モノラルで採用したDACです。
DAC V,
Five,
Five2,
Nine,
TenとFN1242を採用してきました。大好きなDACです。
DAC Five2は、今まで発表してきたDACの中でも高音質の筆頭です。
大勢の方より再配布の要望をいただき、今回V3を配布いたします。
基本構成は、
DAC Five2と同じですが、特にクロック系の基板配置取り回しを見直し、
及び細部を見直し音質向上を目指します。
・回路概略
DIRには、低ジッターな
AK4112Bを採用し、96Kまでの入力に対応。
入力信号を
SRC4192にて、最大192Kへアップコンバートし、FN1242Aを駆動。
SRC4192では、周波数変換を行いますが、
SRC4192への供給基準クロックに
高精度信号を入れて、出力信号の精度(ジッタ低減を)向上させる事による音質向上
を期待しての回路選定です。
前作での経験より、DAC駆動クロック(FS)の周波数切り替えで音質変化が大きく出ます。
今回もFS切り替え(48K,96K,192K)を可能とし、音質変化を楽しめるようにします。
製作手順
回路図、部品表は、製作手順ページにあります。
配布基板にバクがあります。
パターンカット1箇所、配線追加1本が必要です。
・DAC Five V3部品セット 終了
以下オプション品
必ず、上記基本部品セットと同時注文願います。(オプションのみの配布は行いません。)
・OPT INセット
同軸入力で使用する場合は不要ですのでオプションとしています。
光(OPT)入力を使用する場合は、必要です。
TORX177添付 5V、96K入力対応品(TORX179の低ジッター化改良品)
・SSOP用サブ基板セット
SSOP ICをサブ基板化しておけば、ハンダ付け失敗時の交換が簡単になります。
サブ基板:4枚 14P両端オス端子:8個 28P ICソケット:4個(切離して使用)
・
金メッキ電源ネジ留め端子32組
基板から直接配線する場合は不要です。
電源基板で28組、D/A基板アナログ出力で4組
⇒
在庫切れの為、ラク端子の形が変わりました。
以後の配布品ラク端子形状は、右端写真になります。
DAC Five V3 概要説明
・96K入力に対応
AK4112は、96K入力に対応しております。
・エンファンシスON/OFF制御
全入力周波数でエンファンシス自動ON/OFFです。
昔のCDでは、エンファンシス有り品も多数あります。
・オペアンプ用アナログ部電源には、音質上の理由であえて非安定化電源
を採用しています。また、標準で3300uF×4のコンデンサーを添付しています。
・6電源回路構成
アナログ部L、R、DA部3.3V and 5V、デジタル部3.3V and 5V
・基板は、金フラッシュ仕上げ。
・その他、これまでの経験より基板レイアウトなど音質向上しそうな策を施しています。
本品は、OPアンプ出力のDACです。
試作品での感想は、
V2より音質向上を感じます。
クロック系をD/A基板へ移して正解でした。
輪郭がハッキリしてきて、一ランク高精度のクロックに乗せ変えた時に感じる感覚です。