EM-DAC 9018KO Ver1 製作手順
 製作資料 回路図、部品表、基板実装図、その他
 
 ステレオ使用結線図
 モノラル使用結線図
 オプションケース使用結線図 オプションケース部品表

 回路図、部品表、部品実装図は、購入者限定公開となります。
 物品発送メール時にパスワード記載しご連絡いたします。
 ファイル読み取り時にパスワード要求に従って入力してください。

 上の青文字「製作資料」をクリックするとパスワード入力画面が表示されます。

 搭載写真は試作品の写真です。配布品は写真と違う品が実装されている場合があります。
 搭載写真は、未添付部品も実装した状態写真となります。一部定数変更しております。
 
添付部品は、写真と同等性能な他品の場合があります。
 
添付部品は、部品表を確認願います。


  本品は、自作ベテラン向けの品です。
  不動時は回路図の理解が必要です。
  当方は自分用で動作確認済みで、回路図通り組立てれば動作します。
  
不動時は、ご自身の力で解決願います。
  不明点は製作上の質問は掲示板でお願いします。
  バグ情報などは直接メール下さい。当方で確認出来たらHPで公開いたします。

 共通事項
 基板実装、配線用入出力コネクターは未添付です。
 結線図内に適合コネクター記載しております。

 DIR基板 
別ページに記載しています。

 DA基板
 本機はES9018K2M、4パラでのステレオ仕様か8パラでのモノラル仕様両方に対応できます。
 (モノラルの場合、本機を2セット使用しステレオとする)
 組立開始前にどちらかを決めてから製作願います。


 SW設定
 回路図内に記載しております。

 端子説明
 回路図参照

 ISP CPU書込み用端子(通常時未使用)

 CPU実装
 ES9018K2Mは、CPU制御でデーター設定されて正常に音が出ます。
 よって、CPU不良、未実装では正常動作しません。

 CPU起動
 音が出ない場合99%は、CPU以外の不良だと思います。(電器機器なので100%では無いですが)
 いままでCPU不良は一度も経験しておりません。

 MCK入力
 MCKは同軸コネクター入力です。
 入力インピーダンス50Ω。通常のCMOSデジタル信号入力では動作しません。
 基板単体でS/PDIF入力で使用する場合は、基板のOSC部に指定OSC実装すれば動作可能です。
 注意 基板にOSC実装時はMCK入力は使用出来ません。
     基板OSC実装時は、R1、R2抵抗は実装しません。
     MCK入力で使用する場合は、OSCを実装しません。実装出来ません。


 組立
 U18,19取外し
 実装済のU18,19は不要です。取外します。
 また、C32,33も実装不要です。
  取り外さなくても端子を切断する方が簡単です。

 
OPアンプ
 OPアンプは、2回路品を使用しています。
 オーディオ用で品種も多く選択幅が広がります。
 好みの品へ交換する場合、ICソケット実装すれば簡単かと思います。
 必ずボルテージフォロア(ゲイン0dB)使用出来る品を使用願います。
 
I/V変換回路のOPアンプはFET入力品をお勧めします。TR入力品でも使用可能です。

 表面実装部品取付
 部品表を確認しステレオ、モノラル使用箇所の表面実装部品を取付ます。
 

  その他は指定ありませんが背の低い品から取付ます。
 ステレオでの組立例
 

  コネクター実装状態(参考用)

 モノラルでの組立例
 

  コネクター実装状態(参考用)

 モノラル、OUT1、OUT2接続
 モノラル時は、OUT1(L)とOUT2(R)間を接続します。
 ・OUT1 +I 端子とOUT2 +I 端子
 ・OUT1 -I 端子とOUT2 -I 端子
 ・OUT1 GNDとOUT2 GND
 の3本
 
 
 
裏面で行えばスマートかと!

 調整
 
VR1,2を調整してTPO+の電圧を0Vにします。
 
 電源ONし3分経過後に調整します。
 電源ON直後は、ES9018K2M出力が若干変動します。

 PU基板

 組立
 最初に表面実装部品4つを取付ます。
 
  U1-U4の部品に部品品名表記がありません。取付ミス注意。

 その他は指定ありませんが背の低い品から取付ます。
 

 SW電源
 基板搭載電源回路はアナログ部用です。
 デジタル部用電源には別基板のスイッチング電源を使用します。
 PU基板にスイッチング電源用の入出力端子があり、スイッチング電源と接続します。(配線図参照)
 +5V、2A(10W)以上品を使用願います。
  当方使用品 TDKラムダ VS10B-5 現行品VS10C-5

 電圧確認
 スイッチング電源を接続して電源ONします。
 PU1、2・・・ +-15V
 PU3,4、5・・・ +5V
 を確認してからDIR、DA基板と接続します。


  
 共通事項
 組立注意点
 部品実装方向には十分注意願います。
 不具合で電源電圧が異常の場合部品破損につながります。

 部品取り付け方向など写真不鮮明箇所は、Webよりデーターシート等を入手して確認願います。

 重要部品は、配付数しか手持ち有りません、よってハンダ付け失敗時の入手は、ご自身で手配願います。

 基板上のISP端子はCPUプログラム書込み用端子です。(通常時未使用)

 入出力コネクターは下記が適合します。
 電源 JST VH及びXHコネクター
 その他 MIL規格フラットケーブルコネクター

 製作資料改版
 2014/12/6 DA基板部品表改版

 修正プログラム
 プログラム修正の場合は随時、製作資料ページにUPいたします。
 2014/12/18 DSD再生不具合修正


 
 
ケース組み込み(オプションケース使用の場合)
 DA基板1枚使用のステレオケースとDA基板2枚使用のモノラルケースがあります。
 組立方法が若干違います。
 間違えないよう注意願います。
 基本的な組立概要は、前作DAC 1242D5と同じです。
 1242D5ケース組立内容も参考にしてください。組立ページ


 スイッチ基板組立
 配布のケースは、
ステレオケースが4入力、モノラルケースは5入力です。
 モノラルケースは、背面にEXTIN端子があります。
 
入力切替スイッチが違います。
 
 
5入力で組立る場合のみ基板を切断します
 
 
 基板に表面実装部品2個を取付ます。
 

 デイスプレー以外の部品を取付ます。

 ディスプレイ取付用のスペーサーを取付ます。
 
使用デイスプレーモジュールにより長さが違います。ケース部品表参照。
 ノリタケVFDとフタバVFDでは、基板背面の部品高さが違います。

 

 ディスプレイを取付ます。デイスプレー取付穴は2.5mmです。
 基板とデイスプレーモジュール間も配線します。
 写真では0Ω抵抗を使用していますが、普通の14ピンヘッターでよいです。
 

 5入力の場合、スイッチと基板間を配線します。
 

 ケース洗浄
 レタリングする面を洗浄します。
 加工時についた油を落とします。台所洗剤が良いです。
 水滴はよくふき取りし乾かします。

 レタリング
 レタリングシートをカットします。
 レタリングの穴図を穴に位置合わせ文字を転写します。
 (一部レタリングのガイド穴図とケース穴が合わない箇所があります。)
 
 
先の丸い棒で擦ります。
 専用棒も販売されています。青品は、マクソン トランサー No3
 

 全面パネル組立
 アクリル板
 アクリル板は、前面用ガラス色品と下面用、黒色品の2種類です。
 
 

 アクリル静電防止剤塗り
 アクリルパネルは静電気でゴミが付きやすいです。
 アクリルパネルに静電防止剤を塗ります。当方使用品
 塗らなくても良いですが、裏面にゴミが付くと、ケースを分解しないと掃除出来ません。
 完全に乾いてから取付ます。

 電源スイッチ取付
 電源SWは、押し込み式です。ON/OFF方向を確認して取付ます。
 

 アクリルパネル取付
 アクリルパネルをネジ止めします。
 3mmの穴が開いています。当方、2.6mmネジ使用。
 

 基板組み込み
 パネルに基板を取付ます。
 使用VFDでスペーサー長さが違いますので、基板とパネル間隙間に合わせスイッチ軸ネジ部に
 スペーサーを入れて隙間間隔を調整します。
 ノリタケVFDの場合、付属スペーサー各2個(計6個)を入れます。
 フタバVFDでは、各4個(計12個)必要です。不足分は各自用意願います。
 付属品はM9ですが、M10品が使用できます。
 

 基板をネジ止めします。
 
 つまみを取り付けて完成。

 背面パネルにACノイズフィルターを取付ます。
  

 ケース組立
 ケースを組み立て、基板を実装します。
 基板は貼り付け式スペーサーを使用して取付ます。

 ステレオケースでは、コーナー金具が基板と干渉しますので、コーナー金具は全面パネルに取付て組み込みます。
 

  ステレオ

  モノラル

  モノラルはDA基板が2段重ねになる、35mmスペーサーを使用する。

 配線します。
   ステレオケース

   モノラル

 EXT IN入力
 モノラルケースにはEXT IN端子があります。
 50Ω入力で使い方が限定されますので、使用予定がある場合、取付ます。
 パネル取付SMAケーブルはオプション配布です。
 

 配線が終了した時点で動作確認します。

 動作確認OKでしたら、ケーブル止めと背面ネジ止めを行います。
 背面ネジ止めには、タッピングネジを使用します。
 
 BNCコネクターは、専用ワッシャー、ナットを使用します。
  型番、部品表参照

 ステレオケースでは、PU基板実装コンデンサー高さに注意願います。
 20mm品なら問題ありません。
 最大でも25mmまでです。
 25mm品の場合、ケース天板との間隔が数mmしかありません。
 ケース上に重い物を載せた場合、天板たわみでコンデンサーとショートする可能性あります。
 ショート防止で、コンデンサー頭に絶縁物を張り付けてもよいです。
  ホームセンターで購入した貼り付けクッション材

 

 完成です。
 

 注意 DIR基板、DA基板共に最新プログラムへUPする事をお勧めします。