EM-DAC 1242D Ver5 製作手順
 製作資料 回路図、部品表、基板実装図、その他
 
 結線図

 回路図、部品表、部品実装図は、購入者限定公開となります。
 物品発送メール時にパスワード記載しご連絡いたします。
 ファイル読み取り時にパスワード要求に従って入力してください。


 搭載写真は試作品の写真です。配布品は写真と違う品が実装されている場合があります。
 搭載写真は、未添付部品も実装した状態写真となります。一部定数変更しております。
 
添付部品は、写真と同等性能な他品の場合があります。
 
添付部品は、部品表を確認願います。


  本品は、自作ベテラン向けの品です。
  不動時は回路図の理解が必要です。
  当方は自分用で動作確認済みで、回路図通り組立てれば動作します。
  
不動時は、ご自身の力で解決願います。
  不明点は製作上の質問は掲示板でお願いします。
  バグ情報などは直接メール下さい。当方で確認出来たらHPで公開いたします。

 共通事項
 基板実装、配線用入出力コネクターは未添付です。
 結線図内に適合コネクター記載しております。

 SW基板
 最初にU2を取付ます。
 
 LCDは、表示部とバックライトが別々にあり重ねて使用します。
 添付のLCDは、16-3文字、アンバ色です。
 バックライトを交換すれば他色に出来ます。RSオンラインで購入可能です。
 データーシートで型番確認願います。
 
 ロータリSW、LCDは基板裏面に取付ます。
 
 LCDとケース前面との段差が気になる場合、ピンフレームで浮かせます。
 当方使用品、秋月電子 FHU-1x42SG
 その場合、LCDが固定出来ない為、接着剤で固定します。
  当方使用品
 
背の低い部品から取付た方が簡単です。
 
 抵抗R1はLCDバックライト点灯用です。
 明るさ調整する場合、抵抗値加減します。
 注意:必ずデーターシート記載値以上品を実装します。


 PU基板

 電源スイッチ
 SW基板を使用しない場合、耐圧AC100V 電流250mA程度品が使用できます。

 組立
 最初にU5,6を取付ます。
 
 その他は指定ありませんが背の低い品から取付ます。
 

 SW電源
 DA基板アナログ部用に+5Vが2回路、+-15Vが2回路搭載されています。
 DIR基板、SW基板、DA基板デジタル部には、別基板のスイッチング電源を使用します。
  データーシート
 PU基板にスイッチング電源用の入出力端子があり、スイッチング電源と接続します。(配線図参照)
 
 電圧確認
 SW基板と接続してPOWERスィツチON/OFFでPU基板ON/OFFを確認します。
 電源ONでリレーONとなります。(カチッと鳴る)
 PU1、2・・・ +-15V
 PU3,4、5・・・ +5V
 を確認してからDIR、DA基板と接続します。

 
 DIR基板
 OSC取付
 最初にOSCを取付ます。
 上から抑えながら基板パターンとOSC横をハンダ付けします。
 

 Vo端子
 基板上のVo端子は、OPT(TORX)の電源電圧選択です。
 3.3Vをハンダショートします。
 

 RN
 RN1,2に集合抵抗を取付ます。取付方向注意。基板○印と部品○印方向を合わせます。
 

 CPU実装
 CPUは真上から垂直に押し込んでください。方向注意
  抜く時は専用工具を使用する事をお勧めします。PLCC引き抜き工具
 垂直に引き抜かなければソケットピンが変形します。
 一度変形すると元に戻りません。接触不良も起きます。

 その他部品は写真を参考にし取付ます。
 

 USB
 Amanero Combo384はスペーサーを使用して基板に実装します。
 オプションのケース使用時は、5mm品を使用します。
 (スペ^サーは未添付です。秋月電子MB3-5が適合します。)
 SW1にてUSB使用設定を行う事。
 Amanero Combo384とUSB端子を接続します。20Pフラットケーブルが簡単です。
 
 Amanero Combo384は、テクソル又は共立エレショップで購入可能です。
 
 注意 USB使用中に再生ソースをDSD→PCM、PCM→DSDと切り替えた場合、ノイズが出る事があります。
 またDSD再生ソフトによりDSD再生開始時などにノイズが出る事があります。
 ドライバーソフト
 DSD2.8対応です。
 本機はDSD再生時MCKをDCLKより生成しています。MCK=DCLK×8=2.8224MHz×8=22.5792MHz
 DSD5.6の場合、MCKがFN1242A許容値を超える為使用できません。
 USBケーブル未接続状態では、SW基板LCDにてERR表示されません。
 USBモジュール接続部にグランドアイソレーターを搭載していますが、USB側電源OFFで出力すべて
 L出力となる為です。電源OFF検知は行っていない為。

 DA基板
 FN1242A
 FN1242Aは別基板でハンダ付け済です。
 電源電圧確認後にハンダ付けします。
 

 FN1242A実装
 DAV端子に+5Vを接続し
 FN1242A部の電圧を確認します。回路図参照。
 3.3V、5V電圧が正常ならFN1242Aと取付ます。

 OPアンプ
 OPアンプは、2回路品を使用しています。
 オーディオ用で品種も多く選択幅が広がります。
 好みの品へ交換する場合、ICソケット実装すれば簡単かと思います。
 必ずボルテージフォロア(ゲイン0dB)使用出来る品を使用願います。

 端子説明
 回路図参照

 CPU実装
 FN1242Aは、CPU制御でデーター設定されて正常に音が出ます。
 よって、CPU不良、未実装では正常動作しません。

 CPU起動
 音が出ない場合99%は、CPU以外の不良だと思います。(電器機器なので100%では無いですが)
 いままでCPU不良は一度も経験しておりません。

 MCK入力
 MCKは同軸コネクター入力です。
 入力インピーダンス50Ω。通常のデジタル信号入力では動作しません。

 

 
DSDADP基板 DSD再生不具合解消用基板。
 DIR基板とDA基板間に入れて使用します。結線図参照。
 表面実装部品2点を取付ます。
 

 共通事項
 組立注意点
 部品実装方向には十分注意願います。
 不具合で電源電圧が異常の場合部品破損につながります。

 部品取り付け方向など写真不鮮明箇所は、Webよりデーターシート等を入手して確認願います。

 重要部品は、配付数しか手持ち有りません、よってハンダ付け失敗時の入手は、ご自身で手配願います。

 基板上のISP端子はCPUプログラム書込み用端子です。(通常時未使用)

 修正プログラム 製作資料ページ参照。
 2014/08/13 SW基板LCDコントラスト調整値変更
 2014/8/20 SW基板LCDコントラスト最適化.。DIR基板、SW基板間信号バグ修正。
 2014/9/3 DIR基板 プログラム最適化調整

 
ケース組み込み(オプションケース使用の場合)

 PU基板コンデンサー交換
 ケース高さの関係でPU基板コンデンサーがケースと干渉するため。
 高さの低い品と交換します。(ケースに添付)
 
 洗浄
 レタリングする面を洗浄します。
 加工時についた油を落とします。台所洗剤が良いです。
 水滴はよくふき取りし乾かします。
 

 レタリング
 レタリングシートをカットします。
 レタリングの穴図を穴に位置合わせ文字を転写します。
 (一部レタリングのガイド穴図とケース穴が合わない箇所があります。)
 
 
先の丸い棒で擦ります。
 専用棒も販売されています。青品は、マクソン トランサー No3
 

 全面パネル組立
 アクリル板
 アクリル板は、前面用スモーク品と下面用、黒色品(ポリカーボネート)の2種類です。
 表面の保護シートもはがします。
 黒色品は、切断面が荒いです。
 手で取れる範囲で綺麗にします。大き目なキリくずを取れば良いです。下面なので目立ちません。
 ケースみぞに入らない場合、ヤスリやカッターで少し削り調整します。
 

 アクリル静電防止剤塗り
 アクリルパネルは静電気でゴミが付きやすいです。
 アクリルパネルに静電防止剤を塗ります。当方使用品
 塗らなくても良いですが、裏面にゴミが付くと、ケースを分解しないと掃除出来ません。

 SW基板取付
 写真を参考に取付ます。
 高さ調整のワッシャーを片側に2つづつ入れます。
 
 パネル黒色品はロータリースイッチナットで共締めします。
 
 基板取付上下方向注意。
 アクリルパネル取付
 パネルスモーク品は接着剤で張り付けます。
 つまみで隠れる所に塗ります。
 貼り付け後、重しを載せ乾かします。

 つまみを取付ます。
 

 背面パネル組立
 ACノイズフィルター配線、取付
 配線長は現物合わせで決まます。
 FG端子は2本配線します。
 1本はケースアース用です。M3ナット用圧着端子を取付ます。
 ショート防止でスミチューブを被せます。
 
 ケースに取付ます。
 FG線の1本はケースにネジ止めします。
 ケースに導通させる為、菊ワッシャー(歯付ワッシャー)を入れます。
 
 
 ケース組立
 底板に足を取付ます。
 
 ケースの組立説明書でケースを組立ます。
 
 基板取付
 基板にスペーサーを取付ます。
 写真のように端子側には取付ません。
 
 スペーサーは貼り付け式ですが、一度貼ると取れません。強力接着です。
 貼り付け前にケース穴と合わせて仮置きし位置確認してください。
 基板コネクターをケース穴に合わせて接着側を持ち上げてケースに押し当てながら貼り付けます。
 ケースと基板間に隙間が無いようにします。
 
 
 基板取付後、配線します。
 

 動作確認を行い問題なければ、裏板部品のネジ止めを行います。
 
 BNC、OPTは手持ちの関係で配布品とは別品を付けています。

 完成です。
 
 黒ケースには、赤色LCDを取り付けています。