D/A回路図 1/4 2/4 3/4 4/4 部品表 D/A部品実装図
 LED基板回路 LED部品実装図

 参考結線図

 掲載している写真では、配布品以外の部品が実装されている所があります。
 
添付部品は、写真と同等性能な他品の場合があります。
 
添付部品は、部品表を確認願います。


  本品は、回路図が理解できて自作ベテラン向けです。
  当方は自分用で動作確認済みで、回路図通り組立てれば動作します。
  よって中上級者向け配布とし、
不動時は、ご自身の力で解決願います。
  掲示板等で聞くのも良いかと思います。(製作上の質問は、掲示板でお願いします。)
  部品数は、200個以上です。
  製作難易度は・・・・・・です。

 基板及び回路図記載の電源を接続願います。アナログ部の電源は、+−12〜18Vにして下さい。
 オプションの電源を使用するか、別途用意してください。
 デジタル回路用電源は、別途+5V(1A以上)品を用意する必要があります。
 スイッチング電源が簡単だと思います。 (LCD、VFD表示の場合、2A品)
 GNDアイソレータ搭載でノイズ耐性が高いですので問題なく使用できます。

 表示選択
 組立て前に、LED表示又はLCD表示を選択します。
 LED表示には添付のLED基板を接続して使用します。
 LED基板用の部品は未添付です。ご自身で用意願います。
  組立例
 D/A基板のPOW LED端子のみ単独使用可能です。LCD使用時など
 LED基板、LCDは同じ端子に接続します。
 LED表示は、LCD接続時は使用できません。(接続できません)
 同じく、LED使用時は、LCDは使用できません。(接続できません)

 SW、LED説明
  IN SW  入力選択。OFF(オープン)でOPT、ON(ショート)でCOAX。
  FIL SW  デジタルフィルター特性切替。OFF(オープン)でSHORT、ON(ショート)でSHARP。
  48K SW  ,  96K SW 出力FS選択
    OFF      OFF   BYPAS
    ON      OFF    48K
    OFF      ON    96K
    ON      ON    192K
    両方共OFFにした場合、SRC(サンプリングレートコンバーター)を迂回し、入力信号が直接D/Aへ入力されます。
  DISP SW 表示ON/OFF切替 OFF(オープン)で表示、ON(ショート)で消灯
    LED時 ONの場合、POW,ERR以外のLEDは消灯。
    LCD時 バックライトのON/OFF制御は行いません。文字を表示するか、しないかです。
         よってLCD使用時は、バックライト電源のON/OFFをスイッチ制御等する必要ありです。
         バックライト制御しないと文字は非表示となりますがライトが点灯したままとなります。
         VFD使用時は全消灯します。
         

 LED表示説明
  POW LED   電源ランプです。
  ERR LED   入力信号異常、同期はずれで点灯します。
  OPT LED    OPT入力選択時に点灯
  COAX LED   COAX入力選択時に点灯
  SHORT    デジタルフィルタ特性SHORT選択時に点灯
  SHARP    デジタルフィルタ特性SHARP選択時に点灯
  192K     出力FS 192K選択時に点灯
  96K      出力FS 96K選択時に点灯
  48K      出力FS 48K選択時に点灯
  BYPS     BYPSモード時選択時に点灯
 
 端子
 CN1 LED基板又はLCDモジュールを接続。
  どちらか片方のみ使用します。
  メーカーによりLCDの端子配列が違う為、接続には回路図、LCDデーターシート確認の事。

 ISP1,ISP2 CPU書込み用端子(通常時未使用)
 SW,CN2 SWの外部引出し端子

 DIG IN
 OPT,COAX
 デジタルオーディオ信号入力
 +5V、OPTモジュール用電源出力
 3,3V、OPTモジュール用電源出力

 PU +5V デジタル部電源入力+5V(1〜2A)

 JP設定
  CPU1   ON SW操作時にアナログ出力ミューティングリレーOFF/ON制御を行う。
  (MCONT)  OFF 電源ON時以外リレー制御を行わない。
         AK3499はリセット時にアナログ出力がハイインピーダンス状態になりアナログ出力にノイズが出る
         場合がありますます。
         ON設定をおすすめします。リレー制御有無にかかわらずSW操作時に音が一瞬ときれます。

  CPU2 表示方法選択 OFF:LED使用。ON:LCD使用
  (LCD/LED)
       
  CPU3 LCD表示時のFS表示周波数を変更。
   (48/44) OFF OSC1=24.576MHz 48K,96K,192K,BYPS 添付部品で組立時
         ON  OSC1=22.5792MHz 44K,88K,176K,BYPS OSC1変更時
            サンプリングレートを44.1K系にして使用したい方向け

  POL CPLD設定
      ON設定にする事
      OFFの場合音が出ません。

  CPU実装
   AK4399は、CPU制御でデーター設定されて音が出ます。
   よって、CPU不良、未実装では音が出ません。
   CPU1 主にSW操作検出、表示制御、基板制御全般
   CPU2 主にAK4399制御、ミューティング制御など

  CPU起動
   音が出ない場合99%は、CPU以外の不良だと思います。(電器機器なので100%では無いですが)
   下記が確認出来た場合、CPUは動いています。
   CPU1の起動に成功すると。
    LEDモード:POW-LED ERR^LEDが点滅する。その後、SW状態にそったLED点灯となる。
    LCDモード:起動時にEMISUKE AUDIOと表示される。
   CPU2の起動に成功すると。
   一定時間経過後アナログ部ミューティング解除

 その他注意点
 CPU、CPLDの実装方向には十分注意願います。
 どの方向にも刺さりますが正規方向以外では当然破損します。

 電源接続極性には十分注意願います。
 間違えると一瞬で楽しみが悲しみに変わります。
 電源投入前に配線確認(極性チェック)を行わないで電源ONするのは自殺行為です。

 部品取り付け方向など写真不鮮明箇所は、Webよりデーターシート等を入手して確認願います。

 使用可能LCDは、20*2表示品です。
 本文記載時点では、秋月で入手出来ません。
 私は下記で入手しました。
 http://www.aitendo.co.jp/ 型式 SC202A

 LCD実装時は、接続端子配列に注意願います。
 メーカーにより電源配列など違います。
 回路図、データーシートで使用端子確認願います。
 LCD互換品のVFDも使用可能です。HD44780コンパチブル M68モード
 LCD使用時は、VR1 10KのVRを実装願います。未実装、未調整では文字表示されません。
 VFD使用時は、VR1は不要です。
 
 表示内容
 1行 入力情報 入力チャンネル 入力状態:ERR異常/SYNC正常
 2行 出力情報 デジタルフィルター 出力FS周波数

 重要部品は、配付数しか手持ち有りません、よってハンダ付け失敗時の入手は、ご自身で手配願います。
 特にAK4399は、追加、交換など一切出来ません。

 参考写真
  

  

 ・オプション CRセット実装状態
  配布品以外の部品を実装している箇所があります。参考用
 

 

 参考 試作動作確認品での特性
   
   アンバランス(L,R)1KHz出力波形

   
   バランス(+,−)1KHz出力波形

   
   0dB出力電圧 約2.7V

   
   無信号雑音電圧 約0.004mV

   
   ひずみ率 FS192K 約0.006%

   
   ひずみ率 BPAS 約0.01%

   筆頭すべきは、無信号雑音出力の小ささです。
   何故小さくなったかは不明ですが、デジタル部よりアナログ部のパターン設計が上手くいったのかな!?
   計算上は、EM-DAC 4399Qより約4dBのS/N改善となっています。


    組立参考


制作上のヒント情報です。
Ak4399は、PIN21,35に接続されるコンデンサーで音質が変わります。
特性も変わります。
測定器をお持ちで測定ノイズレベルが高い場合、のこコンデンサーが不良の可能性があります。
CRセットを申し込みされてない方でご自身で部品選定されている方は注意願います。
値は10-47uF程度で変更可能です。突入電流を考慮して部品選定願います。大きすぎるとAK4399を壊す可能性ありです。



EM-DAC 4399Q2 Ver1.0 製作手順