回路図1(DIR-PU) 回路図2(D/A)
部品表1(DIR-PU) 部品表2(D/A)
基板シルク図(DIR-PU)
基板シルク図(D/A)
オプション トランス基板
回路図 部品表
基板シルク図(OP トランス)
データーシート
AK4112B SRC4192 FN1242
バグ情報追加 2008/07
D/A基板でFN1242の1、2番がGNDへ接続されていますが、+3.3Vに接続されるのが正規です。
基板パターンカット4箇所。FN1242 1,2番をGNDより切離し。
配線4本。FN1242 1,2番を3.3Vへ接続、FN1242の7番と接続。
記載内容について
ページ内の写真は、DAC Nine限定の説明箇所以外(汎用説明箇所)は、他の写真流用しています。
動作確認段階で写真とは定数変更している箇所があります。
同一機能、規格で外見が違う部品を使用している箇所があります。
1、部品確認
最初に部品表と現物とを照らし合し全部品が有るか確認願います。
2、表面実装部品(SOP、SSOP)部品の取り付け
表面実装部品(SOP、SSOP)を最初に取り付けます。
SSOP取付が本品組み立てで一番難しい所です。
逆に、取り付けが成功したら、90%は完成したも同じです。
他の部品を取り付けた後では、実装不可能ですので、最初に取り付けてください。
SSOPを手ハンダで取り付ける方法は色々ありますが、私の方法をご紹介いたします。
ただし私の方法は、少し荒い方法ですのでご自身の責任で実行願います。
他の取り付け方法の紹介ページも参考に実行願います。
Web上で色々紹介されています。
SSOP半田付に、半田吸い取り線及び拡大鏡が必要です。
SSOP半田付手順
0、基板のICハンダ付け箇所にフラックスを塗ります。
塗りすぎに注意願います。均等に薄く塗ります。
フラックスは、洗浄タイプと無洗浄タイプがありますが、無洗浄タイプが使いやすいです。
フラックスを塗ると、ハンダの付きがとても良くなります。
フラックスは、新しい物を使ってください。
塗った箇所は、ベトベトしますので、大きく塗らず、必要箇所のみに塗ります。
また、ベトベトが幸いして、乾く前なら、ICを乗せて押さえると少し粘着しますので下記テープ固定を省略
する事も可能です、ただし!接着剤でないので、何度も塗らない事!
1、ICをテープにて基板に固定します。
ICの足が基板パターンとピッタリ重なる様に貼ります。
この貼り方が成功の鍵です!
何度も確認してズレが無い事を確認してください。
ICの足が基板から浮いていない事を確認して、浮いていたら爪の先などで押さえ基板に密着させてください。
2、
ICの足の先端に半田を盛り基板と半田付けします。
この時、隣のIC足に半田が付いても気にしないで確実に全足を基板と半田付けします。
だだし出来るだけ手早く行ってください。
足のつけ根部分に半田をつけると、取り切れない場合がありますので注意願います。
出きるだけ足の先の方を半田付けします。
3、次に、半田吸い取り線を用意し、ICの足に当て、今付けた半田を吸い取ります。
この時、隣のIC足とブリッジしている半田が無くなるまで行います。
4、ICの取り付け確認を何度も念入りに行ってください。(未ハンダ、ブリッジ)
5、半田ヤニが基板に残りますが、アルコールで拭くと綺麗になります。
6、複数のICをハンダ付けしますが当然全て正常取り付け出来て動作します。
デジカメのマクロモードで撮影して確認すると良いです。
7、SSOPサブ基板を使用する場合。
・サブ基板への半田付け手順は、上記と同じです。
・28PのICソケットは、幅が合わないので切断して使用します。
・
ピンは、太い方をサブ基板側へ半田付けします。
ピンが斜めに成らないように注意し半田付けします。
3、表面実装部品が付きましたら他の部品をどんどん半田付けしていきます。
背の低い部品より取り付けた方が良いです。
本基板は、添付部品以外の部品へ交換する場合を考慮して、複数の取り付け穴が開いています。
特にコンデンサーを取り付ける場合は、穴を間違えない様注意願います。
基板パターンを確認して部品取り付け願います。
また極性の有る部品は、くれぐれも間違えないよう取り付けてください。
基板のハンダ付け間隔が狭い箇所があります。ハンダブリッジに注意願います。
添付部品の中には、足がフォーミング(基板挿入用に曲げ加工されている)品が含まれていますが、
基板穴間隔は、部品足を付根から真直ぐ伸ばした状態で挿入出来るよう設計しています。
4、DIR-PU基板とD/A基板との接続には、フラットケーブルを使用する事をお薦めします。
LED、SW部なども同様です。
使用例
5、JP選択 動作モード選択用です。回路図参照
JP1 SW MOOD選択 外付のスイッチにオルタネート(トグル)か、モーメンタリ(タクト)のどちらを
使用するかを指示します。
オルタネート(トグル):ON/OFFが固定されるタイプ。
モーメンタリ(タクト):押している時のみONするタイプ。
JP2 入力選択。SWにモーメンタリ(タクト)を使用した時に起動時状態を指示。
ON:COAX選択 OFF:OPT選択
JP3 未使用
JP4
OFF固定
JP5
OFF固定
JP6
ON固定
7、SW、LEDについて
SW1 入力選択 OPT/COAX
SW2 MUTE ON/OFF
SW3 未使用
SW4 未使用
SW5 未使用
LED1 POW電源、電源ONでCPU起動に成功した場合、数回点滅し点灯します。
LED2 ERR 入力信号が無い又は、入力異常で信号生成出来ない場合に点灯。
LED3 未使用
LED4 MUTE ミュートON(消音)で点灯
LED5 入力選択 COAXで点灯
LED6 入力選択 OPTで点灯
参考用
結線図 DAC Sevenと同じです。
動作確認
1、起動
CPUの起動に成功したら、POW LEDが数回点滅し点灯します。
ERR LEDは、入力信号異常時に点灯します。
正常時は、消灯。
製作上のアドバイス
オプションの電源トランスを使用しない場合、
0−7V 0.5A 4台
7−0−7V 0・5A 2台
用意願います。
アナログ部に定電圧電源を用いる場合は、+−12V程度にしてください。
最大値は、OPアンプの電源電圧で決まります。
OPアンプを交換する場合は、U4、5の電圧加算用は、FET入力品使用をお勧めします。
アナログ部のコンデンサーを交換、追加する場合は、1個当たり、最大5千uF程度にしてください。
大き過ぎると、トランスが壊れます。8個で4万uF以下。(トランス容量を増大すれば可能ですが!)
大容量品に交換可能なように基盤スペースを取っています。最大18mmまでの品なら実装可能です。
耐圧16V以上品の事。
試作、動作確認品での特性
1KHz 0dB出力
出力 2.07V(RMS)
ひずみ率 0.0084%
当初は、もう少し特性的には、下がると思いましたが、良い特性です。
回路、基板共に上手く仕上がったと思います。
自作時の注意点をまとめた
ページがあります。
一度読んでみてください。