回路図
 部品表
 部品実装図

 全段SRPP トーンコントロール搭載ラインアンプです。
 昔のLUXアンプで採用されていた回路をアレンジしています。
 自分で使用するつもりで設計した品で、EM-TUBE EQ5と組み合わせて使用するつもりで設計した品です

 基板の印刷にミスがあります。
 トーンコントロール用ボリューム接続端子の表示が、BASSとTREBLEが逆です。
 BASSに接続するのがTREBLE用。
 TREBLEに接続するのがBASS用になります。
 部品実装図は訂正済です。

 

 掲載している写真では、試作時の写真です。
 部品表と違う部品が実装されている場合があります。

 添付部品は、写真と同等性能な他品の場合があります。
 定数等変更している箇所があります。

 
添付部品は、部品表を確認願います。

 本品は、最大限初心者でも組立出来るよう配慮した品です。
 ただし、不動時は回路図を理解が必要です。
 当方は自分用で動作確認済みで、回路図通り組立てれば動作します。
 
不動時は、ご自身の力で解決願います。
 真空管回路は高電圧です。
 感電すると痛いです。危険です。細心の注意が必要です。

 初心者を対象に組立順序を記載しております。ベテランはお好きに! 

 組立
 C,Rは、背の低い部品より取り付けしていきます。
 電解コンデンサー極性に注意して実装します。
 

 入出力端子にはJSTのVHコネクター又は穴径1.6mmのタレット端子が実装可能です。
 

 配線
 トーンコントロール用ボリュームの配線は写真を参考にして下さい。
 ボリューム軸を時計周りに回してUP、反時計周りでDOWNとなります。
 配線長が長くなる場合シールドケーブルを使うのも良いです。
 

 

 
 電源には下記仕様品を接続願います。
  ヒーター回路 12V (0.9A)
  +B電源回路 +280V (30mA以上)
  ヒーターバイアス65V。

 動作確認
 電源投入前に部品実装、間違えがないか確認。
 ・接続、実装ミスが無いか確認して電源ONします。
 ヒーター電圧、B+電圧確認します。
 各部電圧は、回路図に記載している値+−10%程度ならOKです。
 ・真空管が安定動作状態になるまで10分程度かかります。
  安定動作までは電圧値が変動します。

 最低上記を行ってからアンプ等と接続願います。

 別品 EM-TUBE PU2と接続する場合
 HB端子はHと0を接続する。
 AMP未接続でPU1単体で
  BV +280V (BV-+間)
  HV1、2  +端子 +12V -端子 0V (HB端子のHと+間を接続
  HVに真空管3本づつ接続する。

 AMPと接続し、配線ミス確認後、電源ON
 電源単体で電圧280Vに調整
 AMP基板に接続しPU端子で280Vに再調整
 30分経過後、再度確認調整

 参考情報 試作品での特性
 下記値は、基板単体でケースに入れていない状態での値です。
 金属ケースに入れれば多少良くなります。
 電源はEM-TUBE PU2を使用
 

 トーンコントロール回路ON時。
 1KHz利得 22.6dB
 S/N 72.8dB

 入出力特性グラフ
 ひずみ率特性グラフ

 トーンコントロール回路ON時。
 周波数特性グラフ

 トーンコントロール回路OFF時の周波数特性グラフは載せていませんが、
 20Hz〜100Khzで偏差±0.5dB以内です。


EM-TUBE FA4 Ver1.0 製作手順