回路図
部品表
基板シルク図
データーシート
TPA6120a2
本品は、非常に簡単な回路です。
組立てで難しいところは、TPA6120a2のハンダ付けぐらいですが、SOP型ですので、それほど難しいところは無いです。
1、部品確認
最初に部品表と現物とを照らし合し全部品が有るか確認願います。
2、SOP ICの取り付け
表面実装部品(TPA6120a2)を最初に取り付けます。
本品組み立てで一番難しい所です。
逆に、取り付けが成功したら、90%は完成したも同じです。
他の部品を取り付けた後では、難しいので、最初に取り付けてください。
基板シルク図の中心になるように取り付けます。シルク図の中心線を目印にしてください。
基板裏側の穴にハンダを流してTPA6120a2の背面と基板をハンダ付けします。
放熱用です。当方の試作品では、1時間ほど鳴らしても熱くならなかったので不要かもしれませんが!?
3、SOPが付きましたら他の部品をどんどん半田付けしていきます。
背の低い部品より取り付けた方が良いです。
本基板は、添付部品以外の部品へ交換する場合を考慮して、複数の取り付け穴が開いています。
特にコンデンサーを取り付ける場合は、穴を間違えない様注意願います。
基板パターンを確認して部品取り付け願います。
また極性の有る部品は、くれぐれも間違えないよう取り付けてください。
基板のハンダ付け間隔が狭い箇所があります。ハンダブリッジに注意願います。
添付部品の中には、足がフォーミング(基板挿入用に曲げ加工されている)品が含まれていますが、
基板穴間隔は、部品足を付根から真直ぐ伸ばした状態で挿入出来るよう設計しています。
4、配線
基板は、電源部とアンプ部が切離し可能です。
切離さない場合でも電源線を配線します。
LRの+G−合計6本配線します。
5、ボリューム
基板中央に音量ボリュームを実装可能です。
アルプスのミニデテントボリュームです。
もちろん他の品でも配線で接続して使用可能です。
6、確認
確認箇所は、電源電圧しかありません。
+−12V〜+−10V程度ならOKです。
LRで電圧が多少違ってもOKです。
OPアンプ使用ですから、増幅度には影響しません。
本機は、非安定化電源ですから多少の違いは仕方がありません。
7、その他
本機は、これ以上簡単に出来ないぐらい簡単な回路です。
よって、個々の部品で音の差が出ると思います。
電源部は、LCのパイ型フイルターです。
コンデンサーを追加出来るようにしてますので好みの品を追加してください。
参考例 追加品は、全て1000uF品です。
写真の例では、LCパイ型フイルターの前段に低インピーダンスコン後段にオーディオ用を実装しています。
動作確認品での特性
2.8V(RMS)出力時のひずみ率 約0.0062%
この手の品は、特性じたいあまり意味がありません。
正常に動いているかの確認です。
参考情報
ボリューム最大時に異常発振する場合があると報告を受けました。
当方製作品では、発振しませんでしたので、製作上の小さな差で出る場合と出ない場合がありそうです。
異常発振時は、入力抵抗R1−R4の51Ωを100Ω(100〜200Ω程度)に変更してください。