EM-TUBE EQ5 Ver1.0 製作手順
 公開回路図
 公開部品表
 部品実装図
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 製作資料

 NFCRイコライザーで有名なTAE5は管球王国 Vol52に掲載されたウエスギアンプです。
 ちまたでは音が良いと言う評判を聞きます。
 TAE5を参考にして制作した、真空管NFCRイコライザーです。
 TAE5と大きく違うのは全段SRPP構成になっている事です。
 しかし音質の重要要素であるRIAA回路定数はTAE5を参考にしています。

 掲載している写真では、試作時の写真です。
 配布品以外の部品が実装されている場合があります。

 添付部品は、写真と同等性能な他品の場合があります。
 定数等変更している箇所があります。

 
添付部品は、部品表を確認願います。


 本品は、最大限初心者でも組立出来るよう配慮した品です。
 ただし、不動時は回路図を理解が必要です。
 当方は自分用で動作確認済みで、回路図通り組立てれば動作します。
 
不動時は、ご自身の力で解決願います。
 真空管回路は高電圧です。
 感電すると痛いです。危険です。細心の注意が必要です。

 初心者を対象に組立順序を記載しております。ベテランはお好きに! 

 組立
 真空管ソケットはMT9基板用を使用します。
 ソケット穴20mm。
 一般的な基板用ソケットで使用可能です。
 イコライザーアンプですのでシールドソケットの使用をお勧めします。
 
 
 C,Rは、背の低い部品より取り付けしていきます。
 電解コンデンサー極性に注意して実装します。
 

 アルミはハンダ付けが出来ません、シールドをGNDに落とすのに一工夫必要です。
 

 入出力端子は、JST VHコネクターが使用出来ます。
 また、穴径1.6mmのタレット端子も実装可能です。
 

 配線
 シールドソケットを使用する場合、ソケットをGNDに接続します。
 
 電源には下記仕様品を接続願います。
  ヒーター回路 12V (0.9A)
  +B電源回路 +300V (40mA)
  ヒーターバイアス65V。

 動作確認
 電源投入前に部品実装、間違えがないか確認。
 ・接続、実装ミスが無いか確認して電源ONします。
 ヒーター電圧、B+電圧確認します。
 各部電圧は、回路図に記載している値+−10%程度ならOKです。
 ・真空管が安定動作状態になるまで10分程度かかります。
  安定動作までは電圧値が変動します。

 最低上記を行ってからアンプ等と接続願います。

 別品 EM-TUBE PU2と接続する場合
 HB端子はHと0を接続する。
 AMP未接続でPU1単体で
  BV +280V (BV-+間)
  HV1、2  +端子 +12V -端子 0V (HB端子のHと+間を接続
  HVに真空管3本づつ接続する。

 AMPと接続し、配線ミス確認後、電源ON
 電源単体で電圧280Vに調整
 AMP基板に接続しPU端子で280Vに再調整
 30分経過後、再度確認調整

 参考情報 試作品での特性
 下記値は、基板単体でケースに入れていない状態での値です。
 金属ケースに入れれば多少良くなります。
 電源はEM-TUBE PU2を使用
 

 1KHz利得 26.4dB
 S/N 72.1dB
 周波数特性グラフ
 ひずみ率特性グラフ

 一般的な真空管イコライザーとしてはゲインが低いですが、
 管球王国記事で記載されている様に、26dBでも特に問題は感じませんでした。