DAC Five 設計

HPで紹介したDACも4作となり次回作で5作目になります。
記念!?すべき5作目の設計を開始します。

DAC Fourで採用したAD1852は、創造以上に音がよかった!
実験中に同軸入力と光入力で切り替えて音出し試験を行ったら音の出方が大きく変わるのを確認出来た。
DIR1703以降の回路は同じ。
DIR1703の入力端子も同じ。
であるのでデジタル入力の差で音が変わる事になる。
オシロでDIR1703の入力波形を観測すると、入力信号にジッター(信号のゆらぎ)差が見られたので、多分この辺りで音に差が出ているのではないか!?

ちまたでは、デジタル信号のジッターで音が変わると言われているし、ジッター対策を施して音質向上を謳った製品も多いです。
DAC Fiveもジッター対策を施した作にしようと思います。

一番簡単なジッター対策は、
入力信号をメモリーに書き込み、高精度なクロックを使い信号を読み出します。
高精度クロックで読み出した信号は、ジッターの少ない信号となり、D/Aを駆動します。

この方式での問題点は、
入力信号が速いと読み出しが追いつかない場合がある。
入力信号が遅いと、信号落ちする可能性がある。
などが考えられます。

DAC Fiveでは、メモリーの代わりにサンプリング・レート・コンバーター(SRC)を使う事にします。
SRCの大きな特徴は、入力信号を非同期で他の周波数信号に変換出来る事です。
ここでは、非同期と言う事が重要です。
非同期と言う事は、入力と出力に周波数差があってもメモリーのような単純なBITエラーは無く、
滑らかな出力信号が生成される事になります。

使用予定のSRCは、BBのSRC4192です。
BB製SRCの中でも High-End Sample Rate Converter と紹介されておりオーディオ用では、最高ランク品だと思われます。

DACは、一般的に
DIR(デジタル信号入力処理)⇒DF(デジタルフィルター)⇒DA(D/A変換)
の構成になっています。

DF部は、オーバーサンプリングを行い、サンプリング周波数を高値に変換しています。
例えば、48K入力を8倍オーバーサンプリングすると384Kに変換されD/Aへ入力されます。
これは、サンプリング・レート・コンバーターと同じ事です。
DFの場合、入力信号を基準にして8倍に信号に変換しているのです。

SRCは、変換される倍数=出力周波数/入力周波数 になります。
よって、SRCのもう一つの機能としてデジタルフィルター(DF)機能もあります。

先のSRC4192は、最高192Kで出力されます。

DAC Fiveのクロック構成は下記のようにします。
デジタル入力は、96Kまで対応です。(DIR1703の制限)
DIR1703で復調された信号は、SRC4192へ入力されます。
SRC4192への入力信号は、デジタル入力のクロック精度で入力される事になります。(ジッタ有!?)
SRC4192からの出力信号は、PLL1705より供給される高精度なクロックに同期して出力されます。
SRC4192へ供給するクロックは、出力信号の128倍の周波数になります。
仮に192Kで信号出力させる為には、24.576MHzのクロックが必要になります。
24Mは、すでに高周波の世界です。
PLL1705は、27MHzのクリスタルを基にし、各種クロックを作りだします。
DFは、SRC4192からの信号を更にオーバーサンプリングにより整数倍にします。
使用するDF(DA)にもよりますが、DFの処理能力により4倍又は8倍の速度へ変換されてD/A変換されます。
仮に192Kの入力が4倍オーバーサンプリングされると、768Kサンプリング信号でD/A変換されアナログ信号
出力される事になります。
D/A変換後には、高周波ノイズ削除のフィルターが接続されますが、このフィルターのカットオフ周波数を高くする事が出来ます。


上図は、DAC Fiveのおおまかな構成図です。
具体的回路設計に入る前に、本機に持たせる機能を整理しときます。

DIR1703では、デジタル信号の入力、復調すると共に周波数情報、エンファンシス情報の取り出しを行います。
PLL1705では、サンプリングレートに対応した、128倍のクロックを作り出します。
SRC4192へ供給するクロックは、出力サンプリングレートに応じ変わりますので、出力サンプリングレートを決める必要があります。

出力サンプリングレートは、
48K、96K、192Kとする事にします。

96Kと192Kは、SRCの機能を生かす為当然装備しますが、48Kも実装しているのには訳があります。
それは、エンファンシス対応の為です。
DFには、デジタル演算によるエンファンシス復調機能が付いていますが、入力されるサンプリングレートにより
エンファンシス復調に制限があるのが普通です。
そこで、44,1KのCD入力でエンファンシスが必要な場合、SRC出力を48Kにして対応する事にします。

おまけ機能で、SRCには、入力信号を処理しないで、そのまま出力させる事も出来るので、ダイレクト出力も可能にする事にします。

当然ですが、これら切り替えや状態表示も行う必要があります。
これらの制御全般には、CPUを実装して対応させます。
可能なら基板設計時にCPU未実装で、固定モード動作も可能な設計にしたいと思っています。

D/Aに何を採用するかが重要事項です!
色々考えて・・・FN1242を使う事にします。DACVの音が気に入り、また何とか少数入手できました。!!
メーカーHPで紹介さてれいるデーターシートには、出ていないのですが、何と!モノラルモードが有る事も判りました。
今回は、左右別々に1チップを使い設計する事にします。
モノラルモードへ設定する為には、FN1242とシリアル通信を行い、動作モードを設定する必要があります。
この為にもCPU制御が必要になります。
また、CPU制御させるなら、デジタルATT制御も行い、アナログ出力のボリュームコントロールを行う事も可能です。
これでパワーアンプにダイレクト接続可能になります。

上記を元にして設計を開始します。

基板を機能単位で分割する事にします。
・電源
・DIR+SRC+CPU
・DF+D/A
・OPTIN
の4枚にする事にします。

初期(暫定版)設計が済んだ回路から公開していきます。

・電源部回路 回路図
 デジタル回路用の+3.3V、+5Vとアナログ回路用電源を実装します。
 アナログ回路用電源部は、前回同様大容量コンデンサーを実装し非安定化とします。

・DIR+SRC+CPU+OPTIN 回路図1 回路図2
 設計上、CPUを実装して使用するCPUモードと、基板上のジャンパーSWのON/OFFで動作を設定する
 ハードウエアーモードの2通りで使用出来るように設計しました。
 CPUモードでは、可能な限り高機能化を試みてみました。
 各種ステータス表示は、LED点灯表示又はVFD表示かを選択出来るようにします。
 VFDは、蛍光ディスプレイです。
 液晶より高級感があります!(好みの問題!!)2行×20桁のモジュールを使用して各種状態表示させます。
 VFDの詳細は、http://www.itron-ise.co.jp/ で確認してください。
 
 D/A基板への出力信号フォーマットは、ジャンパーSWで各種設定変更出来るようにします。
 使用するD/Aにて変更出来るようにしとけばD/A基板のみ新設計すれば他は共用で使用可能になります。
 今回良い結果が出たら、今後D/A以外は、同じ構成(基板)を使用する事も考慮してです。

 D/A基板へは、CPU信号も接続し、D/A側の制御も行う設計です。
 

DIR+SRC基板は、汎用品として設計しますので、この部分のみの基板設計を行います。
また、CPUにてほぼ全機能を制御しますので、プログラミングも必要です。
今回は、機能が多いので大きな物になりそうですし時間もかかりそうです。

基板設計を行いながら、回路の修正を行いました。
DIR SRC基板 回路1 回路2
PU基板 回路

D/A以降のアナログ部の回路設計も出来ました。
FN1242をモノラルで使った回路です。
先のDIR SRC基板をCPUモードで使用して接続する事を前提にしています。
回路
FN1242の出力は、バランス出力ですので、+−LPF出力をそのままバランス出力にしています。
+−のバランス出力は、加算回路で合成されてアンバランス出力にし出力されます。

恒例の真空管バッファー部は、別基板化し設計する事にします。

DAC Fiveの基板は、
・電源部
・OPT IN部
・DIR SRC部
・D/A部
・真空管部電源
・真空管バッファ部
の6枚構成です。
基板の枚数が増えると制作費が高くなりますが、最高!を目指しますので・・・

真空管バッファ部も新規設計になります。
前作までは、5570(WE396A、WE407A)を一貫して採用してきました。
Webで探しても中々良い品が見つかりませんので今回は、他の真空管を使用する事にします。
また左右で1本づつ真空管を使用したモノラル構成で設計する事にします。
一番の問題は、やはり真空管に何を採用するかです!
入手の難しい品は、パスします。
左右で1本づつ使用する事により真空管の差による音量差を無くす為に選別が必要になります。
また、入手出来ても高価品は、複数本用意するのが大変です!

採用真空管の条件は、
・入手性がよい。
・比較的安い。
・u(ミュー)が高い
を満たす物が理想です。
u(ミュー)が高いのが何故条件!?と思われる方向けに説明しておきます。
私の採用している真空管バッファ回路は、単純なカソードフォロアー回路です。
左右の音量差を少なくする為に真空管の選別をする必要がありますが、
カソードフォロアー回路で理想的な動作としては、入力がそのまま出力されて入出力電圧差が無い事です。
つまり増幅度1倍と言う事です。この場合、カソードフォロアー回路はインピーダンス変換のみ行い本来のバッファ機能のみに成る事になります。
カソードフォロアー回路では、uが高ければ高いほど理論的には、増幅度=1倍に近づきます。
5670の場合u=33で増幅度は0.8倍程度でした。
よってuが高い真空管を採用する事により、増幅度=1倍に近くなりますので、真空管選別時の差も小さくなるはずです。

上記の条件にピッタリくる品は・・・12AX7・・・になりそうです。
5755なども良さそうですが、uが少し低いです。ただ5755ならWE420Aも互換性ありになりますが・・・

12AX7なら、今でも沢山のメーカーから新品が入手できますし、12AT7などもピン互換になります。
(5755は、ピン互換でないので差し替えは出来ないです。)

また、今回12AX7を採用したら、安価で販売されている品も豊富にある為、当方で真空管を用意しなくても
部品セット配布可能かと思いますし・・・(大量に用意するのは、少しばかり骨が折れます・・・)
資金に余裕があれば、昔の有名メーカー品なども入手可能ですし、選択幅も大きくなります。

よって、基板設計は、12AX7使用で進めます。
真空管バッファ回路


先日まで12AX7専用で作成するつもりでしたが、考えてみると、真空管のピン配置が違う為、固定された真空管専用の基板を用意する事になるのです。
考え方を変えて、真空管部分のみ別基板として、回路部と真空管部を配線するようにすれば、配線を変えるだけで他の真空管も使えることになり都合が良いです。



変更した真空管バッファ回路
基板は、100mm×195mmサイズで設計しました。
ミシン目を入れて機能ごとの分割できるようにします。
真空管部は、100mm×45mmですので、横にすれば薄型ケースにも収納可能です。
真空管バッファ基板

掲示板へSRCへ供給するクロック源に温度補償水晶発信器(TCXO)を使用したいと要望をいただいたので基板の設計変更を行いました。
通常クリスタルの周波数安定度は、だいたい+−50ppm程度です。
クリスタルは、周辺温度の影響で発信周波数がずれます。
ずれると言ってもたえず周波数が変動するのでは無く、時間と共に周辺温度が安定して、特定の周波数に落ち着きます。まあ、極小さな変動はありますが。
TCXOは、周辺温度に関係なく、たえず安定した指定発信周波数を維持します。(+−1〜5ppm)

基板は、両方対応可能とします。
ただし、使用できるTCXOに制限があります。
電源電圧 3.3V
大きさ、ハーフサイズ8ピンサイズです。
三田電波のMTHシリーズ使用を前提に基板設計しました。
5個から特注で製作してもらえるみたいです。
ただ、高価になりますので自分が採用するかわ・・・?

本機で使用するトランスを決める事にします。
以前Rコアトランスを特注した事もありますが、出来れば特注などしないで良品が手に入ればよいです。
デジタル部及び低圧アナログ部には、DAC fourで使用した、小型トロイダルトランスを使用する事にします。
裸のトランスですが、トロイダル品ならフラックスも少ないです。
輸入品で1次115V、2次9V品を使用します。
1次に100Vを入れると2次に約7.8Vになり整流後電圧約11Vで使用します。

問題は、真空管用に何を使用するかです。
Webで探すと良い物が見つかりましたので、試しに注文してみました。(到着待ち中)
ソフトンのM2-PWT真空管プリアンプ用Rコア電源トランスです。
2次に150Vと8Vが出ている品でRコアトランスです。
なんといっても安価です3500円

5670で使用するなら電圧が高すぎですが、12AX7なら丁度良いです。
150Vを整流してDC210V程度得られ、安定化後180V程度を取り出す計画です。
ヒーター用電圧が8Vなので、6V系ヒーター真空管しか使用できませんが!

DA基板の回路図です。
FN1242は、左右で1つづつモノラルで使用します。
FN1242は、電圧出力のDACです。よってI/V変換回路はありません。
FN1242のアナログ出力は、LPFに入力されます。
OUTLP、OUTLM端子より、+側信号が差動出力されOUTRP、OUTRM端子より−側信号が差動出力されます。
DACの出力は、それぞれ差動型LPFに入力されます。
このLPFの定数は、通常使用される、カットオフ周波数よりかなり高く設定しています。これは、データーシート及び評価ボードの定数より決めた値ですが、フルエンシーの良さを出す為に設定した値になります。
LPFの出力は、そのままバランス出力になります。
また、バランス出力信号を差動アンプに入力しアンバランス信号変換し出力します。
この辺の回路は、定数を別として一般的な回路です。
使用するOPアンプは、すべて2回路入りの品を使用します。
モノラルタイプの高級品が良いと言われる方もいますが、私はデュアルタイプの方が良いと持論があります。
細部の定数は、動作確認、視聴時に変更する可能性ありです。

基板設計が終わり、パターンチェックが終わったものより基板発注する事にします。
まずは、一番簡単な真空管バッファー部の発注を行いました。
回路図内のRB、RKは、使用真空管により変更する箇所になります。
RBの両端で発生する電圧でバイアスがかかります。
RKで、動作電流を決める事になります。
RKの値は、ロードラインを引いて求めるのが普通です。
以前の製作記にも書きましたが、世の中、世界中で真空管アンプ製作者の方々が居て、Webで自慢の製作品を発表されています。この膨大なデーターを参考にすれば、一部の計算を省き値の見当を付ける手がかりになります。
最終的には、実験で動作確認はしますが!
真空管は、ばらつきが大きいのでメーカー、ロットが違えば同じ型番とは思えない品も多く存在します。
厳密に言えば、使用する真空管で最適値を見つけて部品定数を変えるのがベストです。

12AX7を使用しようと、特性図にロードラインを引いて定数を考えていると、接続される負荷とカソード抵抗値、などを考えるともっと高い電圧を与えた方が良い感じです。
使用するトランスや電源回路の問題などを考慮した場合、簡単に電圧を上げるのは・・・

Webでカソードカソードフォロアーについて検索していたら、大変参考になる記載を見つけました。
電圧を低くし電流を流す為には、内部抵抗の低い真空管を使うか、カソード抵抗を低くしなければなりません。
ミューが高い真空管は、内部抵抗が高いです・・・
なかなか上手く行かないものです・・・
カソード抵抗を低くすると、出力電圧が取れません、出力の負荷は、カソード抵抗と接続される機器の入力抵抗が並列に入るので、接続される機器によっては、一段と負荷が重くなります。
一発逆転の名案がカソード抵抗の変わりに定電流回路を入れることです。
定電流回路とは、両端にかかる電圧にかかわらず一定電流を流すものです。
定電流回路と特徴は、交流インピーダンスが非常に高いことです。
カソードカソードフォロアーの負荷は、前記の通りカソード抵抗と接続機器の入力抵抗の並列値ですが、
定電流回路は、インピーダンスが非常に高いので真空管の交流負荷は、接続機器の入力抵抗のみになります。
また定電流回路に、簡単確実な定電流ダイオード(CRD)を使用できるのも大きいです。

回路図のRK部に定電流ダイオードを使用します。

よって使用する真空管を決めて、動作電流さえ決めれば、RB、RKを決める事が出来ます。
12AX7の場合片側あたり1mA程度がよさそうですので、CRDには2mA品を使用します。
バイアス電圧は、1V程度ですのでRBは、500Ωになります。
これらも、基板完成後に実験により確認、決定する事にします。

ただし、12AX7では、電圧が低いのは、変わらないので他の真空管も模索する必要がありそうです。

真空管の特性図を色々ながめて、使えそうな真空管を模索中です。

200V程度の電圧で、1〜5mA程度の電流でプレート曲線が均等な品!
むずかしい・・・

5670など良さそうですし、5755などもよさそうです。

真空管バッファー部は、既に基板発注済みですが、その他基板も設計終了です。
OPT IN部は、DAC Fourで製作した品がありますので、そのまま使います。
その他の低圧電源基板、DIR−SRC基板、D/A基板は一枚の大きな基板とし発注します。
各部は、Vカットを入れて切り離せるようにする予定です。
一枚基板なので特大サイズです(100mm×390mm)基板図
図の一番右側はAC分配基板です。

真空管バッファー基板が出来上がりました。

100×195(mm)の片面基板です。
早速動作確認・・・と思いますが、先に、DAC部基板を発注してからにします。
それと、真空管部用トランスが在庫切れで到着待ちです・・・。

次は、他基板の発注及びプログラム製作に入ろうと思います。

残りの基板も発注しました。
来週後半の受け取り予定です。

肝心のプログラムは・・・未だ手付かず・・・


プログラム製作に取り掛かりましたが、機能を欲張り過ぎたみたいです・・・難しい所があり進みません。
取り合えず、表示は、LED表示、ボリュームコントロール無しで製作する事とします。
せっかく基板が届いてもプログラム待ちで動作確認出来ないので、最小プログラムで製作し
早く音出し確認したい為です。


基板が到着しました!
でかい!が第一印象です。ざぁ〜っと眺めた限りでは、問題無さそうです。
早々製作に取り掛かります・・・週末が待ち遠しい・・・
  

1日半をかけて、組立てました。
  

 

引き続き、残りの基板組立て、動作確認に入ります。
真空管バッファーは、真空管に5755を採用する事にし定数決定、動作確認を行う事にします。

真空管バッファー部から動作確認します。

決定した定数は、RBに1KΩ、RKに1mAの定電流ダイオードにします。
カソード電流は、片CHあたり0.5mAになります。
特性は、
周波数特性
入出力特性
ひずみ率特性
1V(RMS)、1KHz波形。上:入力 下:出力


丸3日をかけて、やっと音出しまで来ました。
途中、FN1242への動作モード設定(プログラム)が上手く動かず手こずりましたが、何とか音出しまでこぎつけました。


また、基板の設計ミスも見つかりました・・・
数箇所のパターン切断&配線が必要です・・・まあ比較的簡単な変更ですので!
回路規模が大きくなったので・・・

肝心の音の第一印象は!
前作のDACVと同じD/Aチップを使用していると思えないぐらい音の印象が違います。
また、出力周波数を変えると、これまた音の印象が違います。
聞くジャンルにより、好みの周波数へ変更して楽しむのも良い感じです!

DAC部の動作確認が終了しました。
出力波形
 1KHz   20KHz

最終回路
DIR−SRC部 回路図1 回路図2
DAC_PU部 回路図
DAC部 回路図

基板部分は、一応完成です。
自分用製作記は、落ち着くまで少し休みになります。
製作開始後に再開です。



2006/08自分用DAC Fiveの製作を始めます。

まずは、基板の組立て中・・・です。

基板も大方完成して、シャーシレイアウトを考え中です。
今回は、基板サイズが大きくなったので、今までより大きなシャーシを使用します。
 

2006/9末 本業が忙しく中々進みません・・・


めでたく本日完成しました。
  
サンプリング周波数は、192K専用にしました。
高さ66mmの薄型ケースに入れ、今回も特注のレタリングで化粧しています。

今回は、音質も良く成功です。

時間が取れたら、小型ケースに入れたOPアンプ出力タイプも製作する予定です。