真空管バッファー Ver3製作手順

  
  回路図
  部品表 タイプ150
  部品表 タイプ200
  部品実装図
  基板パターン図(半田面)

  データーシート
  5755 5670

1、部品確認
  最初に部品表と現物とを照らし合し全部品が有るか確認願います。

2、次は基板のミシン目より、電源部、BUF部、真空管部を切り離します。
  基板の両面よりカッターで数回キズを付けて折ります。
  電源部は切り離さないと部品実装出来ないですが、BUF部と真空管部は、切り離さないでも組立て可能です。
  
3、基本的に難しい所は、無いので部品をどんどん半田付けしていきます。
  背の低い部品より取り付けた方が良いです。
  本基板は、添付部品以外の部品へ交換する場合を考慮して、複数の取り付け穴が開いています。
  特にコンデンサーを取り付ける場合は、穴を間違えない様注意願います。
  基板パターンを確認して部品取り付け願います。
  また極性の有る部品は、くれぐれも間違えないよう取り付けてください。

  添付部品の中には、足がフォーミング(基板挿入用に曲げ加工されている)品が含まれていますが、
  基板穴間隔は、部品足を付根から真直ぐ伸ばした状態で挿入出来るよう設計しています。
  また、配布部品中の10Ω1Wの抵抗は、手持ちの都合で、リード部に絶縁皮膜が付いていますので
  ニッパやカッターで絶縁皮膜をはいで半田付け願います。
  JHBは、シャンパー接続します。真空管ヒーター部にヒーターバイアスをかけています。
  ヒーターバイアスをかけない場合は、GNDに接続します。
     
  組立て参考写真は、タイプ150

その他、注意事項
  配布部品は、デーピング品よりの切り出し品が含まれていので、部品足長が短いものもあります。(実装には問題なし)
  
確認
  動作確認は、出力電圧の確認になります。
  タイプ150 GND−V+間 約150V、 H+−間 約6V
  タイプ200 GND−V+間 約150V、 H+−間 約6V

  高圧出力電圧は、ツェナーダイオードのバラツキで多少変化します。
  +−10%程度ならOKです。


参考
(1)使用電源トランス
   タイプ200
   0−8V、2A 真空管ヒーター回路用
   0−150V、50mA 真空管回路用
     下記品などが使用出来ます。
     ソフトン  M2−PWT 1個

  タイプ150
  0−8V、2A 真空管ヒーター回路用
  0−120V、30mA 真空管回路用


  使用トランスが、シールドなしの場合、フラックスの影響を考慮し基板より十分離してください。

基本的には、今まで発表してきた回路と同じです。
配布終了品の製作例を参考にしてください。