・DAC Eight部品セット 2007/02〜05
・設計経緯
本機DAC Eightは、wolfson社製 WM8740を採用したDACです。
wolfsonは、英国のメーカーです。
BB、ADなどUSA製が多いDACですが、音の違いを確認したくて自作する事と
しました。私が知る限り、自作品で紹介されていないと思いますし、
WM8740も簡単に入手出来ないと思います。
・仕様
wolfson
WM8740 D/Aチップ搭載のDACです。
WM8740はマルチビットΣΔ型24ビット、192KHzサンプリング対応の
ディジタルオーディオ用DAコンバータICです。
本機は、最大限、自作初心者向けに設計しています。
電源トランス、ヒューズまで、基板上に搭載していますので、半田付けが確実に
出来れば、基本的には回路図が判らなくても組立て可能です。
配布品を購入いただいた方に配線方法等の質問を多々受けたので
半田付けが出来れば自作初心者でも製作出来るように計画、設計しています。
製作手順
・DAC Eight部品セット 終了
基板にバグが有ります。一部部品をハンダ面に取り付ける必要があります。
以下オプション品(オプションのみの配布は行いません。)
・SSOP用サブ基板セット
SSOP ICをサブ基板化しておけば、ハンダ付け失敗時の交換が簡単になります。
サブ基板:2枚 14P両端オス端子:4個 28P ICソケット:2個(切離して使用)
・真空管バッファー5670
真空管5670を採用した真空管バッファーです。
完成写真
前作DAC Five2で配布した品です。(残り)
製作案内は、
DAC Five2を参照願います。
DAC Eight 概要説明
・96K入力に対応
AK4112は、96K入力に対応しております。
添付光入力モジュールは、TORX178
TORX178は規格上48K入力までです。
ただ、私の製作品では、96K入力でも動作しています。補償外ですが!
・エンファンシスON/OFF制御
全入力周波数でエンファンシス自動ON/OFFです。
昔のCDでは、エンファンシス有り品も多数ありますので。
・オペアンプ用アナログ部電源には、音質上の理由であえて非安定化電源
を採用しています。また、標準で2700uF×2の低インピーダンスコンデン
サーを添付しています。
三端子レギュレータで安定化するより音のスピード感が増す感じです。
(三端子での安定化よりコストアップですがあえて採用しました)
・電源トランス内蔵
基板上にトロイダル型電源トランスを2つ搭載しています。
アナログ部、デジタル部を分離です。
・基板は、金フラッシュ仕上げとしています。
・その他、これまでの経験より基板レイアウトなど音質向上しそうな策を
施しています。
本品は、OPアンプ出力のDACです。