回路図
 部品表
 部品実装図

 EM-TUBE PU1との違いは、ヒーター用定電圧回路を2つ搭載している点です。
 ヒーター回路の発熱が大きい場合の分散。電圧違い真空管の混在など2回路あれば使用方法が広がります。

 掲載している写真では、試作時の写真です。
 配布品以外の部品が実装されている場合があります。

 添付部品は、写真と同等性能な他品の場合があります。
 定数等変更している箇所があります。

 
添付部品は、部品表を確認願います。


 本品は、最大限初心者でも組立出来るよう配慮した品です。
 ただし、不動時は回路図を理解が必要です。
 当方は自分用で動作確認済みで、回路図通り組立てれば動作します。
 
不動時は、ご自身の力で解決願います。
 真空管回路は高電圧です。
 感電すると痛いです。危険です。細心の注意が必要です。

 初心者を対象に組立順序を記載しております。ベテランはお好きに! 

 組立
 放熱器と部品は、3mmのネジで取付します。
 放熱グリスを塗って取付た方が良いです。
 

 C,Rは、背の低い部品より取り付けしていきます。
 電解コンデンサー極性に注意して実装します。
 

  端子穴にはJSTのVHコネクターを実装可能です。
 

 HB端子は、ヒーター電圧0Vを
  GNDに接続する場合 Hと0間を接続
  ヒーターバイアスをかける場合、Hと+間を接続
 
 バイアス電圧は、VRHB1で調整する。
 HB端子はヒーター回路毎に2つあります。

 ・出力電圧
 出力電圧は、VR1で設定します。
 最低電圧+260Vとしていますが、動作確認で最低電圧が+258Vでギリギリでした。
 部品のバラツキで+260Vまで下がらない場合も考えられます。
 R10の180Kを150Kへ変更すると出力電圧を下げる事が出来ます。

 設計上の出力電流は50mAを想定しています。(過電流保護動作電流)
 電流検出抵抗値を変更すれば、設計上はMAX 100mA程度可能です。
 出力電圧安定まで電源ON後数分(5〜10分程度)かかります。
 過電流保護回路付いていますが万能ではありません。くれぐれもショート事故注意!!
 
 無負荷で出力電圧設定後、接続し再調整して下さい。

 U1、2の発熱が大きいです。放熱器が熱くなります。
 気になる様なら、
 ・クールタップ等で放熱強化する。
 ・ACH入力を低くする。
 指定品は、過電流、高温保護回路搭載していますので、熱くても動作していれば問題ありません。

 動作安定度確認はEM-EQ3に接続して行っています。
 

 ・トランス 
 推薦トランスは、旧タンゴCV-2 0-260V(30mA)、0-15V(2A) と 別品で0-15V(2A)
 代替品 ノグチトランス PMC-C1 と 別品で0-15V(2A)
 その他 260-0-260V品との組み合わせなど。

 当方EM−TUBE FA2でも使用する為、下記仕様で特注しました。
 1次 0-100V
 2次 0-130-260V(0.1A)、0-13V(1.1A)、0-13V(1.1A)
 ヒーター回路用電流1.1Aですが、DCで約0.66Aとなり3−4本分使用可能です。
 小型にしたいため50VA品で製作。
  仕様
 
EM-TUBE PU2 Ver1.0 製作手順