テクニクスのアンプに搭載されていた、OPアンプと3端子レギュレーターを組み合わせた低ノイズ電源です。
 三端子レギュレーターのGNDにノイズ成分を帰還させ出力ノイズ除去する方式です。
 出力電圧は使用する三端子レギュレーターと同じ。
 三端子レギュレーターに備わる、過電流保護、加熱温度保護など保護回路も動作します。

 回路図
 部品表
 部品実装図

 掲載している写真では、試作時の写真です。
 配布品以外の部品が実装されている場合があります。

 添付部品は、写真と同等性能な他品の場合があります。
 定数等変更している箇所があります。

 
添付部品は、部品表を確認願います。


 本品は、最大限初心者でも組立出来るよう配慮した品です。
 ただし、不動時は回路図を理解が必要です。
 当方は自分用で動作確認済みで、回路図通り組立てれば動作します。
 
不動時は、ご自身の力で解決願います。

 初心者を対象に組立順序を記載しております。ベテランはお好きに! 

 組立
 放熱器と部品は、3mmのネジで取付します。
 放熱グリスを塗って取付た方が良いです。
 

 C,Rは、背の低い部品より取り付けしていきます。
 電解コンデンサー極性に注意して実装します。
 
 端子穴にはJSTのVH/XHコネクターを実装可能です。
 
 ・電源トランス
  大まかな選定方法
   電源トランスには、整流後DC電圧が、電源出力電圧より3V以上高くなるように選定する。
    整流後DC電圧=トランスAC電圧×√2 です。
     例 AC15Vのトランスを整流すると、15×1.41=約DC21V
       入力部コンデンサー耐圧35Vの為、最大AC24-0-24V以下品を使用する。
    整流後DC電流は、トランスAC出力電流の約60%です。(ブリッジ整流時)
     例 AC400mAのトランスの場合、整流後DC電流は、400×0.6=約DC240mA 
  よって、理想的な、おすすめトランスは、AC15-0-15V〜AC24-0-24Vで0.4A以上品です。

  動作確認で使用した品  Triad Magnetics  VPT36-690

 ・その他
 アクティブサーボ電源のノイズ値
 三端子レギュレーターにNJM7815/NJM7915を使用した状態での出力ノイズ値は、
 + 0.02mV
 - 0.02mV
 となりました。

 OPアンプ未実装とし、三端子レギュレーターのGNDを通常通り基板GNDに接続して測定した場合、
 + 0.06mV
 - 0.05mV
 でありました。
 
 アクティブサーボ回路にすると出力ノイズ値が半分以下になります。

 各種保護回路を搭載した低ノイズ電源として使用出来ます。
EM-PU3 Ver1.0 製作手順