EM-EQ3 製作手順
 EM-EQ3 概要
  EM-EQ第3段。
  差動パラレル+OPアンプ+DCサーボ構成のNF型イコライザーアンプです。
  EM-EQ1を超高性能化した品です。
  初段FETを差動3パラレルで6個、2SK369/2SK371を使用
   BL及びVランク品が使用可能です。
   2SK369-Vが安価に秋月電子で入手可能です。(2017/12現在)
  MC/MM切替用にリレーを搭載しています。
   リレーOFF(未通電)でMCを選択。

 EM-EQ3 回路図部品表基板実装図 参考結線図 2018/01部品表改版
 
 
写真は試作動作確認時の写真です、部品表記載の部品と違う場合があります。
 
部品表を確認願います。


  本品は、部品ハンダ付けが出来れば組立可能です。
  ただ不動時は回路図の理解が必要です。
  当方は自分用で動作確認済みで、回路図通り組立てれば動作します。
  
不動時は、ご自身の力で解決願います。
  不明点は製作上の質問は掲示板でお願いします。
  バグ情報などは直接メール下さい。当方で確認出来たらHPで公開いたします。

 共通事項
 表面実装部品がある場合、表面実装部品を最初に取付た方が後々作業が楽です。

 ・トランジスタ、FETペア取り
  部品表でペアと記載している品はペア取りが必要です。


 組立
 初心者を対象に組立順序を記載しております。ベテランはお好きに! 

 背の低い品から取付ます。
 背の高い部品を取付後、手が入りにくい箇所も取付ます。

 ZD1,2とD1-6の取付間違えに注意の事。
 写真上がZD1,2。テープ品で少し大きい。

 AMP部
 

 電源
 LRアンプで電源入力を別にしていますが、1電源でパラレル接続する場合、±15V(150mA以上)を使用願います。
 電源モノラルで使用なら±15V(75mA以上)品を2つ

 その他
 
部品表記載のリレーを指定品以外に変更する場合、リレー駆動電流に合わせてR43−46抵抗を変更する。
 動作電流増加の場合、使用電源容量も大きくする事。

 電源ON/OFF時は、ポップノイズが出ます。
 出力にミューティング回路を入れるか電源ON/OFFの順番を考えて使用する事。

 入出力端子にはJSTのVH又はXHコネクターが使用可能です。

 発振対策
 動作確認時には発振確認を行い配布を行っております。
 回路的には安定動作品ですが、使用部品の差、実装状況で発振する可能性もあります。
 オーデイオアンプとしては限界に近い高ゲインアンプです。
 OPアンプは、ゲイン0(ボルテージフォロア)で使用可能品を使用する事。
 もし発振した場合は、
 ・トランジスターをHFEの小さな品へ交換する。
 それでも解決しない場合、R17(R18)とC25(C26)の位相保障部の値を変更します。
 ただし、測定器、回路理解が必要と思います。

 組立注意点
 部品実装方向には十分注意願います。
 不具合で電源電圧が異常の場合部品破損につながります。

 部品取り付け方向など写真不鮮明箇所は、Webよりデーターシート等を入手して確認願います。

 オプション部品セットのダイオードは、見分けが付きにくいです。
 
  ZD1,2 ツェナーダイオード ・・・ 端に紙テープが付いている。少し大きい。
  D1-6,1N4148 スイッチングダイオード ・・・ 紙テープ無し。

 2018/01添付部品変更、部品表改版しました。
 添付ツエナーダイオード変更。 BZX55B3V6 から HZ4ALL へ変更。
 
 HZ4ALL(緑色)
 HZ4ALLは、低電流、低ノイズ品です。(製造終了品。今回限定数入手出来たので変更)

  
 部品セット同封の100Ω抵抗は1/4Wと1/2W品があります。
 
  バラ品・・・1/4W。テープ品・・・1/2W

 MC/MM切替リレー用電源はアンプ部電源を使用しています。
 リレーON/OFFのSW接点は個別に個別にして下さい。

 参考情報
 試作品での電気特性
 下記値は、基板単体でケースに入れていない状態での値です。
 
 金属ケースに入れれば良くなります。

 2SK369-BL 3パラ構成時
 1KHz 利得  MC 64.23dB
          MM 43.86dB

 S/N MC 76.8dB
     MM 97.7dB

 RIAA特性 MC MM
 ひずみ率 MC MM